砂漠の一夜
ボールダーから西へ I-70 をひた走ることおよそ6時間。途中ランチを挟んでトータル7時間かけて、ユタ州のアーチーズ国立公園に到着しました。
その名の通り、2,000を超える自然にできた砂岩のアーチを保護している公園です。グランドサークルと呼ばれる、中西部4州(コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコ)の大自然エリアの中でも最も有名な観光スポットの一つ。ここを訪れるのは今回で3度目。
しかし、3度目なのと猛暑なのとで公園内の観光はサラッと済ませ、まったりキャンプを楽しむことに。キャンプサイトは公園の南を流れるコロラド・リバー沿いに即決。
10年も前になりますが、独身時代にサム(夫)とデートキャンプをしたのも実はこの辺りの川沿い。思い出の場所です。
夕方6時を過ぎても真っ赤に燃える夕日が赤岩に反射して、気温は110°F(43℃)。
低木ばかりのこの砂漠地帯では、日陰がとても貴重なものに思えます。
少しづつ日が傾いて、私たちの渓谷にもやっと夜の帳が降り始めたころ、夕食の支度を始めます。
この日のメニューはチキンリゾット。と言ってもただの雑炊ですが…。
日本のキャンプ料理の定番と言えば、カレーライス。そしてアメリカでは、サム(夫)曰く、メキシカンライスに焼いたソーセージを混ぜて煮たもの。名前がついてない時点で本当にこれが定番料理なのか怪しいところですが、定番キャンプ料理に少々飽きて来たので和風リゾットにしてみました。
キャンプファイヤーの準備も万端。
すっかり日も暮れて、砂漠の夜の静寂に包まれます。
インターネットも携帯の電波も届かない、この時間が大好きです。
出来ることと言えば、隣人と語らい、そして満天の星空を眺めることだけ。
砂漠の星空は「闇夜に浮かぶ星」というよりは「星の間に闇夜が見え隠れする」という表現がしっくりするほど、星のままたきに覆われています。写真を撮ろうとしましたが、素人の腕では無理でした(笑)。小さい頃、キャンプ場で「星が落ちて来そう」とよく思ったものです。童心に帰りながら一夜を星空の下で過ごしました。
続く…